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僕がフラれる中学生三年間

【プロローグ】

僕は直ぐに恋をする。惚れやすい。


そんな僕を友達たちは女好きとか言うけれど、いままで告白が成功して恋人が出来たことはな
い。


告白の段階で必ずフラれてしまうのだ。


自分で言うのもなんだけれど、顔だって悪くない方だと思うし、学校の成績だって中の上だ。


運動神経も、そこそこ良い。


性格だって悪いとは言われたことがないし、友達も多い。


ファッションセンスだって流行の波に全力で乗っている。……はずだ。


毎週土曜日にはバイトをやっているので小遣いにも困っていない。


ここまでは何の欠点もないように聞こえるだろうが、何故かフラれるのだ。


そして、まだ述べていない欠点が自分にあることは、承知している。


それが、毎回フラれる理由が、何なのもわかっている。


その理由とは、僕は、記録に拘ってしまうのだ。


だからフラれた回数を記録している。


これから僕が女性に告白してフラれた数々の敗戦シーンをダイジェストでお話します。


中一のころに告白して断られた敗戦シーンから連続でお話していきますので、どうかお聞きく
ださい。

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